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コンテンツ
孟子里山情報
孟子の生き物
憧憬との出会い

孟子不動谷は、山にかこまれた谷戸地形なので、開けた環境を
好むアオヤンマは「夢のトンボ」でした。
それが今年、孟子で出会いました!!!
上品な緑色基調の色彩と、宝石のような複眼に、しばし息を呑み
ました。
トトロ??

孟子不動谷に無人カメラをかけています。
そのカメラに、ハチクマの♀がうつりました。
谷間の水場はさまざまな生き物の集まる所
です。
初めて森に入る子どもが、こんな大きな鳥に
森の中で出会うと「トトロ」だと思うことでしょうね。
キマユムシクイ(うぐいす科) 旅鳥

平成20年10月、メボソムシクイの群れに交じって、この珍客を
見つけました。
もちろん孟子初記録。和歌山県でも、平成19年の和歌山城の
記録に続く2例目の記録になりました。
数少ない旅鳥としておもに日本海側の島嶼で記録される小鳥
で、越冬記録もあるので、越冬を期待しましたが、残念ながら
行動を共にしていたメボソムシクイといっしょに渡り去ってしま
いました。
いつも「あたりまえの鳥」との語らいの多い孟子不動谷ですが、
時折こんな「珍客」と出会い、胸を躍らせることもあります。
センダイムシクイ(うぐいす科)

「焼酎一杯グィーッ」という聞きなしで有名な広葉樹林の夏の渡り鳥です。
平成20年の秋、孟子不動谷をたくさんのムシクイ類が通過しました。
普段はチョコチョコすばしこくて、なかなか撮影できないのですが、今年は
なんとか写真にすることができました。
ヤマガラ(しじゅうから科) 留鳥

秋、那賀寺のシデコブシが実ると、ヤマガラたちはおおいそがし
です。
朱色の実を咥えては、山の中にどんどん貯食をするのです。
ヤマガラやカケスなどの鳥類、アカネズミやヒメネズミなどの哺
乳類等、「貯食」を行う動物は、自分が1冬に食べる量より多く
の種子や果実を蓄える習性があるようです。
その残された種子が芽吹いて、樹になり、森を作るのです。
キセキレイ(せきれい科) 留鳥

とんぼ池で冬中うろうろしています。
池の周辺で小さな昆虫を捕食しているのです。
もう取り壊されて今は無い建屋で、営巣しかけたことがあり
ましたが、その後は繁殖期になると姿を消します。
ツグミ(つぐみ科) 冬鳥

冬鳥の代表のような小鳥です。
遥かシベリアから、毎年10月下旬~11月上旬に渡来します。
同じ科のシロハラ同様、土中の小動物が主食ですが、果実も好
んで食べます。
トラツグミ(つぐみ科) 漂鳥

日本最大のツグミの仲間です。
写真のように、冬にはハゼノキやカキ、ピラカンサス等の果実に
飛来したりする昼行性の鳥ですが、繁殖期になると夜行性にな
り、日没直後と深夜に「ヒィー」「ヒョー」と寂しげな声で囀ります。
この鳴き声を平家物語に出てくる怪物「鵺(ぬえ)」の声と言う地
方があります。
シロハラ(つぐみ科) 冬鳥

雑木林の林床を這いまわりながら落ち葉の下の小動物を食べます。
あまり開けた場所に出てこないので目立ちませんが、渡来数は多く
孟子ではツグミより個体数は多いです。
「ピシピシピシッ!」と鳴きながら林の中に逃げ込むので、田辺市龍
神村ではこの鳥のことを「ビチグソつぐみ」と呼びます。
シメ(あとり科) 冬鳥

「マメ回し」という別名で呼ぶ地方もあります。
大きくて太い嘴で、果実の種子を割って、中の栄養物を
食べます。
北海道で繁殖しますが、囀りの声を持ちません。
ルリビタキ♂(つぐみ科) 冬鳥

ジョウビタキと並んで孟子の冬の雑木林の「アイドル」です。
特に青い♂のルリビタキは「幸せの青い鳥」として、バード
ウオッチャーに人気があります。
写真のように、ハゼノキの果実に、よく飛来します。
ルリビタキ♂(つぐみ科) 冬鳥

ジョウビタキと並んで孟子の冬の雑木林の「アイドル」です。
特に青い♂のルリビタキは「幸せの青い鳥」として、バード
ウオッチャーに人気があります。
写真のように、ハゼノキの果実に、よく飛来します。
オオタカ(たか科) 留鳥

里山の象徴と言われる美しく精悍な猛禽類です。
写真は♂でハシボソガラス大。♀は若干褐色味が強く大きさ
はハシブトガラス大です。
アカマツ、スギ、シイノキ等の枝のしっかりとした樹の中ほど
に皿型の大きな巣を営みます。
ジョウビタキ(つぐみ科) 冬鳥

孟子不動谷にたくさん飛来する美しい冬の渡り鳥です。
写真は♂で、♀は前身赤褐色の地味な姿ですが、翼に
三角形の白い紋があるのは♂と同様です。
「ヒッ カタカタッ」と鳴きながら尾羽を震わせ、チョコンと
お辞儀をするさまは、たいそう可愛いものです。
ヒヨドリ(ひよどり科) 留鳥(漂鳥)

ヒーヨ ヒーヨと鳴くので「ヒヨドリ」です。
漢字で当てると「鵯」
「卑しい鳥」とはなんとも気の毒な名称です。
里山に住む小鳥の中で、数少ない果実を主食とする小鳥です。
この鳥は定点ホヴァリングが得意ですが、これは中層にできた
果実を掠め取るために進化した「戦術」であり、この鳥が特化し
た果実食であることを示しています。
里山の樹木の果実を沢山食べ、糞と一緒に種まきをしてくれる、
漢字名に似合わぬ、尊い小鳥ということができるでしょう。
ヤブヤンマ(やんま科)

7月初旬、梅雨明け直後の孟子の空に、大群での黄昏摂食群飛を見せてくれます。
山の中にある小さな「水溜り」のような池で幼虫は育ち、昔は「ノツボ」でも発生がみ
られたようです。
♂のブルーの複眼は極めて美しく、「孟子里山の夏の宝石」そのものです。
ヤブサメ(うぐいす科) 夏鳥

孟子不動谷には4月中旬に渡来します。
ササ藪の中を潜行しながら、アカネズミのように駆け回り、
時折小高い枝先に出てきて「シーシーシーシーシー・・・」
とキリギリスの仲間のような声で囀ります。
ノゴマ(つぐみ科) 旅鳥

近年青森県での営巣が確認されましたが、主に北海道で繁殖する
小型ツグミの仲間です。
英名は「Rubythroat」。
♂の喉の深赤色がその名の由来です。
孟子不動谷ではおもに秋の渡りで確認できます。
ナガサキアゲハ(あげはちょう科)

尾状突起のない大型のアゲハチョウです。
このチョウも暖地性の種で、近年北上を続けています。
孟子不動谷でも多く見られ、春型も出るところを見ると
谷内で越冬もしているようです。
メジロ(めじろ科)の巣 留鳥

和歌山県の県鳥であるメジロは、枝先にハンモックのように
小さな巣を蜘蛛の巣を使って架けて繁殖します。
これはメジロという鳥が、照葉樹林に特化して生息する種で
あることを示しているといわれています。
写真は大旗山で見つけた、クロバイ(はいのき科枝先の巣です。
マエグロハネナガウンカ(はねながうんか科)

特異に長い前翅を持つハネナガウンカの仲間は、良好な森林環境
を指標する樹上生活者です。
ときたま灯火に飛来するのが見出されるほかは、滅多に人目に触
れることのない昆虫です。
孟子不動谷では、本種のほかに、アヤヘリハネナガウンカが記録
されています。
コゲラ(きつつき科)

英名で「Pygmy Woodpecker」。
日本最小のキツツキ類です。
孟子にはたくさん生息しており、やすゆき公園のネムノキで毎年繁殖しています。
冬にはヤマガラ、シジュウカラ、エナガ等と混群を形成し、写真のようにハゼノキ
の果実を好みます。
フタスジサナエ(さなえとんぼ科)

浅いため池や、水路等でヤゴが育つ小型のさなえ類です。
深い溜池に住むオグマサナエ、湿地に住むタベサナエと同
属のTrigomphus(コサナエ)属です。
平成19年度の改訂で環境省レッドリストに、このフタスジサ
ナエとオグマサナエが新規掲載されました。
稲作水系の昆虫が、いよいよ本格的な保護をしないと絶え
てしまう危険性を孕みはじめた証拠と言えるかもしれません。
ホソアシナガバチ(すずめばち科)

森林性の比較的おとなしいアシナガバチ類です。
ササの葉の裏などに隠れて営巣するので、草刈の際に
誤って壊して刺されることがあります。
ほかのアシナガバチ類は木を齧って作ったパルプで営巣
しますが、このホソアシナガバチは樹木の葉の裏の微毛
を集めて営巣するので、巣の色が薄いです。
ヒメスズメバチ(すずめばち科)

クヌギやコナラの樹液溜りによく飛来する、オオスズメバチに次いで
大きなスズメバチです。
アシナガバチの巣を襲って幼虫を盗む習性があり、営巣時期もアシ
ナガバチ営巣の夏のみの短い時期に限定されます。
1巣あたりの職蜂(働き蜂)数も少なく、数十頭を超えることはないそ
うです。
攻撃性も弱く、スズメバチ属のなかではもっともおとなしい種類です。
ヒメクロオトシブミ(おとしぶみ科)

葉を巻いてその中に卵を産みこみ、その巻いた巣を地上に落とします。
その落ちた「巻き葉」を、恋しい彼女に見つけて拾ってもらおうと「落とし」
た恋文(落とし文)にみたてて、この名があります。
孟子不動谷には、このヒメクロオトシブミのほかにクリの葉を巻くゴマダ
ラオトシブミや、イタドリの葉を巻くカシルリオトシブミ等がよく見られます。
ヒメクロオトシブミは、写真のようにクヌギ等のぶな科のほかに、モチツ
ツジの葉もよく巻きます。
本種の頸は東日本と西日本では色が違い、東日本では黒色、西日本
では赤褐色です。
ヒメアカタテハ(たてはちょう科)

幼虫がヨモギ(きく科)の葉を食する草原性のタテハチョウです。
水田の畦の草地や、溜池の堤体の草地などでよく見かけます。
ハチクマ(たか科) 夏鳥

GWころに孟子不動谷に渡来します。
渡来当初は自分のナワバリを確認するためか、低空を
ゆっくりと滑空するのをよく見かけます。
ヘイケボタル(ほたる科)

一名「ぬかぼたる」とも呼びます。
水田や溜池のように澱んだ水域に住むモノアラガイやサカマキガイ
等を幼虫が食べます。
とんぼ池に多産しており、5月下旬から6月上旬にかけて200~
300頭の乱舞が見られます。
ドクツルタケ(てんぐたけ科)

「白い悪魔」の異名をとる里山随一に猛毒キノコです。
たった1本で10人前後の命を奪うことができます。
ツリバナ(にしきぎ科)

マユミの仲間は、果実がいくつに分かれるかで種名が決まります。
2つに分かれるのはコマユミ、3つはマユミ、そして、5つはツリバナです。
ツリバナはふつう、ブナクラス帯林の中層形成樹として知られており、山
地に多い樹木なのですが、孟子不動谷ではどういうわけか鶴者峠への
路沿いに1本自生しています。
ツマグロヒョウモン(たてはちょう科)

熱帯性のひょうもん類で、孟子不動谷にもたくさん見られます。
最近本来は分布していなかった関東地方などでも普通に見られ
地球温暖化の象徴のような言われ方をしています。
越冬態は幼虫なのですが、近年孟子では12月に入っても飛び
回る成虫が見られます。
タヌキ(いぬ科)

孟子不動谷にもたくさん見られます。
タヌキを漢字で表記すると「狸」つまり「里の獣」と書きます。
その漢字の表記どおり、人家近くに多く、人間の出す残飯を
食べて生活しています。
シブイロカヤキリモドキ(きりぎりす科)

早春、ススキ草地から「ジーッ」という声を聞くことがあります。
その声の主は、このシブイロカヤキリモドキと、クビキリギスです。
どちらも成虫で越冬し、春一番に起き出して鳴きます。
声は2種ともよく似ていますが、シブイロのほうがちょっと籠ったよう
な声に聞こえます。
セグロアシナガバチ(すずめばち科)

2006年、山案山子テラスに営巣した大型のアシナガバチ類です。
攻撃性が比較的強く、刺激すると刺しに来ました。
今は嫌われ者の部類ですが、昔は畑のアオムシ等の害虫を捕食し
てくれる「天然の農薬」として、大切にされた経緯があります。
サンショウクイ(さんしょうくい科) 夏鳥

「ヒリリ ヒリヒリ・・・」という鳴き声から「山椒喰い」という標準和名がつきました。
環境省レッドリストに記載のある希少種ですが、孟子不動谷には多く、繁殖も確
認されています。写真は2006年に孟子で営巣したものです。
フクロウ(ふくろう科) 留鳥

孟子不動谷の夜の王者です。
2月頃から♂は「ホホッ ホロッホッホッ」とドスのきいた声でよくさえずります。
樹の洞や、タカの古巣などで繁殖します。
孟子不動谷では、巣箱を架設しています。
クサシギ(しぎ科) 旅鳥 OR 冬鳥

春秋の渡りの途中に天堤池やとんぼ池を通過する旅鳥
で、ときたま越冬することもあります。
飛ぶと腰の部分に白い模様が出るのが特徴です。
警戒心が非常に強く、なかなかゆっくり観察させてくれま
せん。
キイロトラカミキリ(かみきりむし科)

孟子しゅうめい窯のそばに積まれたクヌギの原木に、多数集まって
来る美しいカミキリムシです。
ゲンノショウコ(ふうろそう科)

晩夏に水田のへりや「やすゆき公園」のクヌギ周辺に咲く
白い5弁の可憐な花です。
「現の証拠」というとおり、良く効く薬草として有名です。
種子が「お神輿」の飾りに似ているので「みこしぐさ」という
別名を持ちます。
アカヤマドリ(いぐち科)

夏から秋にかけて、落葉広葉樹林の林床に出る大型のキノコです。
「さつまいも」を思わせる赤褐色の姿は、見るものを「ハッ」とさせま
す。
若い時期に捕ってバター焼き等にすると、大変おいしいキノコです。
コルリ(すずめ目つぐみ科) 旅鳥

春は4月~5月、秋は8月~9月に主に孟子不動谷を通過する旅鳥
です。
囀りはコマドリに似ていますが、囀りの始めに「チンチンチン・・・」とい
う前奏が入るのが特徴です。
アキアカネ(とんぼ科)

水田で生まれるアカトンボ類の代表です。
孟子では6月中旬から羽化をはじめ、羽化
しおわった若い成虫は高野山や護摩壇山
などの高い山に避暑に移動します。
9月下旬、金色に染まった水田に帰還し、
産卵を行います。
カスミサンショウウオ(さんしょううお科)

里山の稲作水系独特のサンショウウオの仲間です。
孟子では普通2月上旬から産卵を開始し、とんぼ池
や水田沿いの水路にバナナのような形の卵塊を産卵
します。
カバイロコナテングタケ(てんぐたけ科)

毒の強い種類の多いタングタケの仲間ですが、
姿形はどれも美しく、秋の不動谷の林床を楽し
く彩ってくれています。
鶴者峠周辺に秋に出るキノコですが、県下でも
発生場所の少ない珍しいキノコのようです。
エビネ(らん科)

孟子不動谷でエビネの花が開くのは4月下
旬のことです。
盗掘が後を絶たず、各地で減少しています。
ウマオイムシ(きりぎりす科)

「スィーッチョ」という声がおなじみの夏の夜の
キリギリス類です。
森林周辺に住むハヤシノウマオイと、平地の
草むらにすむハタケノウマオイの2種に分化し
ています。
ウバユリ(ゆり科)

6月の雑木林の林床を彩る、大型のゆりの仲
間です。
最近増加傾向のイノシシに掘り起こされ、減少
しているのが少し心配です。
ミヤマカラスアゲハ(あげはちょう科)

キハダ、カラスザンショウ等を幼虫が食べる、山地
性のアゲハチョウで、とても美しいハネを持ってい
ます。
孟子不動谷では毎年見られ、秋に個体数が増加
する傾向があります。
ウラナミアカシジミ(しじみちょう科)

アカシジミに姿形は似ていますが、ハネの裏
に波模様があるのが特徴です。
和歌山県には、紀伊半島南部に生息し、ウバ
メガシを幼虫が食べる若干小型のナンキウラ
ナミアカシジミと、紀伊半島北部に生息し、ク
ヌギを幼虫が食べるやや大型のウラナミアカ
シジミの2亜種が知られています。
アカシジミ(しじみちょう科)

5月より成虫が飛び出します。
幼虫はコナラ、アラカシ等の里山に多いぶな科の
樹木の葉を食べて育ちます。
アゲハモドキ(あげはもどきが科)

ウマノスズクサを食べる毒蝶・ジャコウアゲハ
に姿を似せることで、鳥などの天敵から身を
守っています。
幼虫はミズキの葉を食し、マユになるとき、か
ならず2頭ずつ組になるという、ユーモラスな
習性も持っています。
アオダイショウ(なみへび科)

ネズミを専門に食べる大型のなみへび類です。
「垣内(かいと)回り」と言われ、ドブネズミを求め
て人家に住んでいました。
全長2mを超える「大物」もいましたが、近年減少
傾向にあるのは、とても悲しいことです。
シュレーゲルアオガエル(あおがえる科)

「コロロロロ」とカスタネットのような声で鳴く
アオガエルの仲間です。
♂は3月頃から林を出て、産卵場所である
水田や溜池のヘリに穴を掘り、その中で♀
を求めて鳴き続けます。
田植が終わり、苗代踊る5月、降りてきた♀
と抱接し、♂が掘った穴の中に産卵を行い
ます。
マルバアオダモ

早春4月、不動谷の雑木林で、瑞々しい
白い花を咲かせる落葉樹です。
茎から出る樹液が青色をしているので、
この名がついたと言われています。
キビタキ(ひたき科) 夏鳥

黄色い喉、黒地に白い紋をもつ翼・・・
そして転がるような美声の囀り・・・・・
天が2物も3物も与えたような美しい小鳥
です。
不動谷には、4月下旬より渡来し繁殖して
います。
サンコウチョウ(かささぎひたき科)

ゴールデンウィークを過ぎる頃、孟子に渡来し
ます。
30cmに達する長い飾り羽をひらめかせなは
ら、「チィチョホイ ホイ ホイ」とさえずります。
「月・日・星 ホイホイホイ」と聞きなして、
「三光鳥」の名があります。
コマドリ(つぐみ科) 旅鳥

4月中旬、延命地蔵周辺の雑木林の中から
「ヒンカララララ・・」という声が聞こえることが
あります。
渡り途中のコマドリの♂です。
鳴き声が馬のいななきに似ているから「駒鳥」
の名があります。
高い山の、林床にササ群落の多い夏緑樹林
で繁殖する夏の渡り鳥で日本特産種です。
オオルリ、ウグイスと並んで、「日本3鳴鳥」に
指定されています。
ヤマドリ(きじ科)

那賀寺の石段周辺の雑木林から、3月に
なると「ドドドドドド」という羽ばたき音が聞
こえることがあります。
♂のヤマドリが♀を呼んでいるのです。
繁殖期(3月~5月)の♂のヤマドリは、
写真のように金色っぽい赤色に輝くような
羽色をしています。
日本の森林に生息する生物でも、屈指の
美しい生き物です。
こんな美しい生き物も、その美しさ故に、
猟銃で追い掛け回されるのは、とても残
念なことです。
ウスタビガ(やままゆが科)

冬の雑木林を歩いていて、写真のような
緑色のマユを見た経験のある人は結構
いらっしゃると思います。
秋田県ではこのマユのことを「やまびこ」
と呼び、「ヤッホー」と呼べば「ヤッホー」と応え
る「やまびこ」の正体と言われていました。

マユから成虫が羽化するのは10月下旬。
写真のような黄色い大きなガが羽化します。
ウスタビガ(やままゆが科)といいます。
寒くなって丁度「薄い足袋」を履きたくなる頃
に成虫が出ることから「薄足袋蛾」の名がつ
きました。
イボタガ(いぼたが科)

孟子では毎年3月下旬に見られます。
幼虫はイボタノキやネズミモチの葉を
食べて育ちます。
左右対称な模様の種が殆どのチョウ
やガの仲間にあって、左右非対称な
模様をしています。
アオシギ(しぎ科) 冬鳥

荒糸川に渡来して越冬する冬の渡り鳥です。
地味な体で人の気配を感じると身を伏せてし
まうので、なかなかその姿を見ることはできま
せん。
田んぼのホオジロ
小春日和のテングチョウ
![]()
成虫越冬をするテングチョウ(てんぐちょう科)は、冬でも暖かい日には飛び回っています。
夏は両バネを閉じてなかなか表バネを見せてはくれませんが、冬~早春には体に陽光を
いっぱいに吸収すべく、両バネをいっぱいに開いてくれます。
紅葉にエナガ
紅葉にアオサギ
![]()
3年前、孟子荒糸在住の会員・榎 達雄さんが弱っているところを保護し、
孟子の作業小屋で数日「リハビリ」をして放したアオサギも、すっかり逞し
くなりました。
犬飼池や、天堤池を、飛び回って魚やカエルを探しています。
魚を狙うモズ
![]()
孟子で繁殖する♀モズが、荒糸川に沿って飛び回り、
川面をにらみつけていました。
活動する昆虫が少なくなり、魚(カワムツ?)を狙いは
じめたのでしょう。
純肉食のモズにとって、不動谷の冬は、厳しい季節なのです。
越冬幼虫
ルリビタキ♀2
ルリビタキ♀
![]()
平成18年、元旦恒例の「孟子観察初め&鳥撮りはじめ」は、寒い朝を迎えました。
孟子「始めて見る鳥」は、鉄塔で誇示止まりする♀のオオタカ、そして「初めて撮る
鳥」は、近すぎて後ろに下がりながら撮影した、♀のルリビタキでした。。
