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孟子里山情報
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160の瞳(平成18年4月28日)
ありもと@孟子です。。 会員のみなさんこんばんは。。
孟子不動谷の山々の、「一様の緑」の色が日に日に濃く
なってゆきます。
季節は「春」から「初夏」へと、確実に移ろっているのです。
キンランに続いて、ギンランが咲き出しました。
チゴユリの花も、一斉に花開いています。
シライトソウが開花し、サンコウチョウが飛来するのも、もう
すぐです。
山すすむ (平成18年4月24日)
ありもと@孟子です。。 会員の皆さんこんばんは。。
「さまざまな緑」が「一様の緑」になりつつあります。
若葉が開き、緑の濃度がどんどん濃くなります。
この季節の里山薪炭林は、「生きている!」という実
感を、私たちに与えてくれます。
しかし、陽光は大いなる「暖」をもたらしてくれるもの
の、地熱の上昇はなかなか進まないようです。
その影響が、トンボの出現状況に現れています。
昨日ウスバキトンボが確認されたものの、孟子で定住
しているトンボの出だしがかなり遅れています。
耳に残る小鳥たちの演奏会(4月22日~23日)
ありもと@孟子です。。 会員の皆様こんばんは。。
前日に高野山に雪がチラついたとの情報を得た通り、4月
22日の朝は肌寒く曇った夜明けを迎えました。
自力で体温調整のできない昆虫の活動は鈍いですが人
間と同様「恒温動物」である野鳥たちは、寒さなんて何の
そので活動していました。
サンショウクイの鳴き声が例年以上に多いような気がします。
「ヒーリーリー」と特徴的な鳴き声で歌いながら、天堤池南
の谷の上を、何羽も飛び回っていました。
野鳥の鳴き声の最も多い、天堤池の北側の斜面のコナラ
林に分け入って、林内に座り、野鳥たちの行動を観察す
ることにします。
中島先生孟子に招く(平成18年4月15日)
ありもと@孟子です。。 会員の皆様こんばんは。。
お便りが遅れ遅れになって申し訳ありません・・・・
現場続きでカキコミの時間が取れないでいました。
北野上公民館に、中島敦司・和歌山大助教授を
迎えるこの日、朝からソボソボと雨が落ちていました。
黄砂と共に夏鳥飛来(平成18年4月8日)
ありもと@孟子です。。 会員の皆さんこんばんは。
すざまじい量の黄砂が、中国黄河流域から飛来しまし
た。
午前11時ころから景色は「黄ばみ」はじめ、どんどん
遠くの山並みが黄色く曇ってゆきます。
黄河流域の砂漠化の進行に伴い、かつては冬季のみ
の現象であった黄砂現象が、近年5月まで継続するよ
うになってきているということです。
地球がどうなっているのか?どうなろうとしているのか?
真剣に考えなければならない時期に来ているように思
いました。
夜桜見物と夜の仲間たち(平成18年4月5日)
ありもと@孟子です。。 会員のみなさんこんばんは。。
天気予報通り、15時に冷たい雨は上がりました。
「今夜孟子で夜桜見物するからおいでよ!」
北原実恵子さんの元気な声で電話が鳴ったのが朝8時
のことでした。
雨が上がったのを契機に家を出ます。
孟子不動谷はサクラが満開です。
ハクモクレンとウメは散り始め、スモモはほぼ満開、そして
モモの花が咲き出しました。
ピンクの花弁が不動谷を彩ります。
那賀寺前のソメイヨシノが満開です。
今盛りの美しく、新鮮な5枚の花弁を広げています。
孟子におけるサクラ(ソメイヨシノ&ヤマザクラ)満開の日
付を紐解くと・・・
2004年 3月26日
2005年 4月 9日
2006年 4月 5日
となります。
サクラの開花が非常に早かった2004年を除いては、4
月上旬に満開を迎えています。
今年もほぼ例年通りと言えるでしょう。
孟子不動谷動植物リスト
孟子不動谷における1998年以来の法人独自の
モニタリング調査によって確認された動植物のリ
ストです。
孟子不動谷の保全有用性
里山の定義
里山(さとやま)の定義
アキアカネ(とんぼ科)

水田で生まれるアカトンボ類の代表です。
孟子では6月中旬から羽化をはじめ、羽化
しおわった若い成虫は高野山や護摩壇山
などの高い山に避暑に移動します。
9月下旬、金色に染まった水田に帰還し、
産卵を行います。
カスミサンショウウオ(さんしょううお科)

里山の稲作水系独特のサンショウウオの仲間です。
孟子では普通2月上旬から産卵を開始し、とんぼ池
や水田沿いの水路にバナナのような形の卵塊を産卵
します。
カバイロコナテングタケ(てんぐたけ科)

毒の強い種類の多いタングタケの仲間ですが、
姿形はどれも美しく、秋の不動谷の林床を楽し
く彩ってくれています。
鶴者峠周辺に秋に出るキノコですが、県下でも
発生場所の少ない珍しいキノコのようです。
エビネ(らん科)

孟子不動谷でエビネの花が開くのは4月下
旬のことです。
盗掘が後を絶たず、各地で減少しています。
ウマオイムシ(きりぎりす科)

「スィーッチョ」という声がおなじみの夏の夜の
キリギリス類です。
森林周辺に住むハヤシノウマオイと、平地の
草むらにすむハタケノウマオイの2種に分化し
ています。
ウバユリ(ゆり科)

6月の雑木林の林床を彩る、大型のゆりの仲
間です。
最近増加傾向のイノシシに掘り起こされ、減少
しているのが少し心配です。
ミヤマカラスアゲハ(あげはちょう科)

キハダ、カラスザンショウ等を幼虫が食べる、山地
性のアゲハチョウで、とても美しいハネを持ってい
ます。
孟子不動谷では毎年見られ、秋に個体数が増加
する傾向があります。
ウラナミアカシジミ(しじみちょう科)

アカシジミに姿形は似ていますが、ハネの裏
に波模様があるのが特徴です。
和歌山県には、紀伊半島南部に生息し、ウバ
メガシを幼虫が食べる若干小型のナンキウラ
ナミアカシジミと、紀伊半島北部に生息し、ク
ヌギを幼虫が食べるやや大型のウラナミアカ
シジミの2亜種が知られています。
アカシジミ(しじみちょう科)

5月より成虫が飛び出します。
幼虫はコナラ、アラカシ等の里山に多いぶな科の
樹木の葉を食べて育ちます。
アゲハモドキ(あげはもどきが科)

ウマノスズクサを食べる毒蝶・ジャコウアゲハ
に姿を似せることで、鳥などの天敵から身を
守っています。
幼虫はミズキの葉を食し、マユになるとき、か
ならず2頭ずつ組になるという、ユーモラスな
習性も持っています。
アオダイショウ(なみへび科)

ネズミを専門に食べる大型のなみへび類です。
「垣内(かいと)回り」と言われ、ドブネズミを求め
て人家に住んでいました。
全長2mを超える「大物」もいましたが、近年減少
傾向にあるのは、とても悲しいことです。
シュレーゲルアオガエル(あおがえる科)

「コロロロロ」とカスタネットのような声で鳴く
アオガエルの仲間です。
♂は3月頃から林を出て、産卵場所である
水田や溜池のヘリに穴を掘り、その中で♀
を求めて鳴き続けます。
田植が終わり、苗代踊る5月、降りてきた♀
と抱接し、♂が掘った穴の中に産卵を行い
ます。
マルバアオダモ

早春4月、不動谷の雑木林で、瑞々しい
白い花を咲かせる落葉樹です。
茎から出る樹液が青色をしているので、
この名がついたと言われています。
キビタキ(ひたき科) 夏鳥

黄色い喉、黒地に白い紋をもつ翼・・・
そして転がるような美声の囀り・・・・・
天が2物も3物も与えたような美しい小鳥
です。
不動谷には、4月下旬より渡来し繁殖して
います。
サンコウチョウ(かささぎひたき科)

ゴールデンウィークを過ぎる頃、孟子に渡来し
ます。
30cmに達する長い飾り羽をひらめかせなは
ら、「チィチョホイ ホイ ホイ」とさえずります。
「月・日・星 ホイホイホイ」と聞きなして、
「三光鳥」の名があります。
コマドリ(つぐみ科) 旅鳥

4月中旬、延命地蔵周辺の雑木林の中から
「ヒンカララララ・・」という声が聞こえることが
あります。
渡り途中のコマドリの♂です。
鳴き声が馬のいななきに似ているから「駒鳥」
の名があります。
高い山の、林床にササ群落の多い夏緑樹林
で繁殖する夏の渡り鳥で日本特産種です。
オオルリ、ウグイスと並んで、「日本3鳴鳥」に
指定されています。
ヤマドリ(きじ科)

那賀寺の石段周辺の雑木林から、3月に
なると「ドドドドドド」という羽ばたき音が聞
こえることがあります。
♂のヤマドリが♀を呼んでいるのです。
繁殖期(3月~5月)の♂のヤマドリは、
写真のように金色っぽい赤色に輝くような
羽色をしています。
日本の森林に生息する生物でも、屈指の
美しい生き物です。
こんな美しい生き物も、その美しさ故に、
猟銃で追い掛け回されるのは、とても残
念なことです。
ウスタビガ(やままゆが科)

冬の雑木林を歩いていて、写真のような
緑色のマユを見た経験のある人は結構
いらっしゃると思います。
秋田県ではこのマユのことを「やまびこ」
と呼び、「ヤッホー」と呼べば「ヤッホー」と応え
る「やまびこ」の正体と言われていました。

マユから成虫が羽化するのは10月下旬。
写真のような黄色い大きなガが羽化します。
ウスタビガ(やままゆが科)といいます。
寒くなって丁度「薄い足袋」を履きたくなる頃
に成虫が出ることから「薄足袋蛾」の名がつ
きました。
イボタガ(いぼたが科)

孟子では毎年3月下旬に見られます。
幼虫はイボタノキやネズミモチの葉を
食べて育ちます。
左右対称な模様の種が殆どのチョウ
やガの仲間にあって、左右非対称な
模様をしています。
アオシギ(しぎ科) 冬鳥

荒糸川に渡来して越冬する冬の渡り鳥です。
地味な体で人の気配を感じると身を伏せてし
まうので、なかなかその姿を見ることはできま
せん。
ツバメ来る!(平成18年4月1日)
ありもと@孟子です。。 みなさんこんばんは。。
土食って 虫食って 渋~~い!!
懐かしい鳴き声が参道入口の上空から降ってきました。
ツバメです。
過去のツバメの初見日を紐解くと・・・・
2002年3月23日
2003年3月30日
2004年3月19日
2005年3月26日
2006年4月 1日
サクラの開花が記録的に早かった2004年を除けば、
3月下旬が孟子のツバメ初見標準日です。
これは周辺のツバメ初見日より10日以上遅い記録
であり、孟子の谷が奥まっていることと関係があるよう
に思います。
今年は若干遅れましたが、ほぼ例年通りということ
ができるでしょう。
参考までに、海南市高津の北原理事長宅周辺で
は、3月28日に初見しています。
厳しき寒の戻り~霙あり、時雨雲あり~(18/3/29&30)
ありもと@孟子です。。 会員の皆さんこんばんは。。
連日孟子に顔を出しています。
久々にのんびりとした日々・・・といきたいのですが、日頃仕事にかま
けて「サボっていた」孟子関連に事務作業が山のように溜まり、毎晩
悲鳴を上げています。
昼間だけでも孟子現地で生き物たちと語らおうとしているのですが
、4月15日に行われる和歌山大・中島先生をお招きしての基調
講演の案内ポスターの作成&印刷等の作業が入り、思うに任せま
せん・・・ が、孟子詣では続いています。
28日までは春爛漫のぽかぽか陽気、ホソミオツネントンボが活動
を開始し、エビネが花芽を伸ばし、ソメイヨシノが開花し・・・・・・・
一気に春に突き進む気配であったのが一転!29日から厳しい寒
の戻りに見舞われています。
29日未明には、和歌山の屋根・高野山で粉雪が舞ったそうです。
トンボの目覚め(平成18年3月28日)
ありもと@孟子です。 会員の皆様こんばんは。。
孟子不動谷のトンボの季節が、幕を開けました。
ホソミオツネントンボが活動を開始したのです。
6月~7月にトンボ池から一斉に羽化した新成虫は、
茶色い体のままで落葉広葉樹の枝先や、落ち葉の
間などで成虫のまま冬を過ごし、春暖かくなると青色に
体色を変化させて活動を開始します。
今日は水路道沿いの雑木林、芽吹きかけたクヌギの
枝先に止まる♂成虫を確認しました。
過去5年間の記録を紐解いてみると・・・・
2002年 3月30日
2003年 3月30日
2004年 3月16日
2005年 3月26日
2006年 3月28日
となります。2004年はサクラの開花も早く、トンボの羽
化も3月末にタベサナエ&クロイトトンボが羽化するとい
う、記録的に春の訪れの早い年であったので別格として
考えるとして、例年としては、3月最終週に初確認とい
うのがオーソドックスな時期ということができるようです。
サクラの便り(平成18年3月25日)
ありもと@孟子です。。 会員の皆さんこんばんは。。
不動谷でヤマザクラが咲き出しました。
昨年よりは約1週間早い開花ですが、過去3年間の開花時
期を並べてみると・・・
2004年3月26日
2005年3月31日
2006年3月25日
と、それほど早い開花でもありませんでした。
孟子の谷が近隣の里山と比較して、谷が奥深く、気温が保
温されているのが原因なのでしょうか?
それともヤマザクラという花は、気温の上昇があっても、しっか
りと開花時期が守られるものでしょうか?
何年も、何年も、データを取り続けないとわからないことです。
データをとっても、何もわからないかもしれません・・・
でも、単純なデータでも、取り続けたら何かがわかるかもしれ
ない・・・そう信じながらこれからも地道にデータ取得を続けよ
うと思います。
寒を呼ぶ春の嵐(平成18年3月19日)
ありもと@孟子です。。 会員の皆様こんばんは。。
昨夜はひどい雨でした。
日付が変わって未明になっても、雨足が弱まることはありま
せんでした。
でも、暖かい雨でした。
朝6時、孟子不動谷の入口は雨は上がっていましたが、上
空には鼠色の低い雲が垂れ込め、いつ「泣き出して」もおか
しくない天気でした。
トラツグミが囀りを開始しました。
「ヒィー・ヒョー」
周波数の高い金属音が不動谷を包みます。
平家物語に登場する怪物「鵺(ぬえ)」の正体として知られ
る日本最大級のツグミ類です。
今年不動谷ではツグミ類が少なく、「冬鳥」として飛来する
トラツグミが殆ど来なかったようで、年明け以来一度も「対面」
しておらず、心配していましたが、「留鳥」の個体はしっかりと
恋の季節を迎えたようです。
♂と♀が、高周波数の金属声で呼び合っています。
ヒヨドリの50羽ほどの群れが上空を通過します。
頭は北西を向いています。
春の足音(平成18年3月18日)
ありもと@孟子です。。 会員の皆さんこんばんは。。
2週間ぶりの孟子不動谷です。
3月13日、みなべ町周辺ではウメが散りはじめ、それにかわ
って、ヤマザクラが咲き始めていました。
2月以降の異常な高温に起因して、今年はサクラの開花時
期が大幅に早まるとの開花予想がTVで出回っている予想通
りで推移を開始しているようです。
3月14日、高知県でソメイヨシノが開花し、今年サクラ開花
が記録的に早まる気配が押し寄せていました。
孟子不動谷のヤマザクラはどんな状態なのだろうか?
これも2週間ぶりの訪問で、確かめたい内容の1つでもありま
した。
漸くの産卵確認(平成18年3月4日)
ありもと@孟子です。。 みなさんこんばんは。。。
2月26日(日)と、3月1日(水)まとまった雨が2度降り
ました。
2月26日は前の「孟子便り」で書いたように暖かい雨、
3月1日はすこしつめたい雨でした・・・・
天堤池が、この2度の「豪雨」で満々と水をたたえてい
ます。
とんぼ池周辺の水路は、勢いよく水が流れています。
冬将軍と春の精のせめぎあいの中で、ひと雨ごとに春
の精が緑に塗り替えるのに降らせる雨にしては雨量が
半端ではありませんでした。
ある意味「想定外」の大雨に、ニホンアカガエルの卵の
状況は、どうなっているか?
そして今回の雨で、もうきっと「彼ら」は動いたに違いな
い!
この2点を確かめたくて、短時間ながら孟子を訪れまし
た。
春一番(平成18年2月25日&26日)
ありもと@孟子です。 会員の皆さんこんばんは。。
25日は、(財)日本野鳥の会からの孟子鳥類調査を行いま
した。
2月中旬が「基準日」でしたが、ばたばたと日程が取れず、こ
こまでズレ込んでしまいました。
センサスルートは入口から犬飼池、水路道を通って、丸嶋さ
んの無農薬水田の東側のクリの木の地点までの1kmです。
朝7時、調査を開始しました。
ハシブトガラスの夫婦が、恋を語っています。
アオバトが妙チクリンな声で、歌っています。
小さな羽を大きく、ゆっくりとはためかせながら、カワラヒワが囀
り飛翔をしています。
「一筆啓上」と、ホオジロも歌っています。
孟子不動谷はもう、春です。

